DOWN QUILT LIST
羽毛ふとん用語集
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ダウン率
羽毛ふとんの中身は、ダウンとフェザーの2種類が入っています。一般的には、ダウン率90%以上が高級品、95%が最高級品と言われておりダウン率が高いほど、軽くて暖かな羽毛ふとんになります。「ダウン率90%の羽毛ふとん」はダウン90%と、フェザー10%が詰められているという意味になります。
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ダウンパワー
羽毛1g当たりの体積(?/g)を計測して数値化したものです。数値が高いほど「ふっくらとした」良質な羽毛ということになります。
計測方法はJIS(日本工業規格)で定められています。方法は、スチーム法で前処理した羽毛30gを、内径29cmのシリンダーに自然落下させ、その上に荷重用円盤94.3gを乗せます。2分間重さを加えた後、円筒の底から円盤までの高さを計測して1g当たりの「体積」を算出します。
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側生地
羽毛を包み込む生地のことを側生地(がわきぢ)と言います。この側生地も羽毛ふとんを選ぶ際には、重要な要素のひとつになりますが、一晩に何リットルもの汗をかくといわれる寝具には、やはり通気性、吸湿性のある綿100%の生地が最適です。さらに、より快適にご使用いただくためには、80番手以上の軽量で柔らかな生地を使用することも大切な要素です。
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(側生地)番手
番手とは、紡績糸の太さを表す単位で重さ1ポンド(約454g)で長さ840ヤード(約768m)のものを1番手といいます。50番手、60番手、70番手、80番手というように数字が大きくなるにつれて、細くて軽い糸を使用しており柔らかでしなやかな生地となります。
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(側生地)打ち込み本数
生地1インチ(2.54cm)四方の中に織り込まれているタテ糸とヨコ糸の合計本数のことです。打ち込み本数が多いということは、それだけ細い糸を使用しているということで、生地の密度が高くなり、柔らかく、しなやかで肌触りの良い生地になります。その上、耐久性にもすぐれ、ダニの侵入を防ぐ効果もあります。しかし、打ち込み本数があまりに多すぎると生地が重くなってしまうので、羽毛ふとんの側生地として使用する場合にはバランスが重要になります。
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ダウンプルーフ加工
羽毛ふとんから羽毛(ダウン)が吹き出さないように、側生地に行う特殊な加工のことを言います。ローラーの圧力とスチームで熱を加えながら、糸と糸の隙間を狭めます。打込み本数の多い生地ほど少量のダウンプルーフ加工で済むため、通気性に優れた柔らかい側生地に仕上がります。
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立体キルト
表と裏の間にマチがあるキルティング方法のことです。高さが出るので、ダウンのふくらみを邪魔せず、羽毛が全面に行き渡ることができます。そのため、身体との密着度も高く、熱が逃げるのを防ぐので保温力があります。通気性、保温性が優れているので、本掛けや合掛けに最適なキルティングです。
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Oeko-TexStandard100(エコテックス)
繊維製品のエコラベルとして、安全性を保証する唯一の国際規格です。このラベルの付いた製品は、人体に危険を及ぼすレベルの有害物質(発がん性やアレルギー誘発染料など)は使われてはいない、ということの保証が得られます。
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NOMITE(ノーマイト)
ヨーロピアン ダウンアンドフェザー アソシエーションが発行しているトレードマークです。このマークは、ドイツ工業標準規格のPAS1008を満たしている証明となります。これはダニが生息しにくく、側生地の織り方がダニやハウスダストが中に入りにくいバリアー効果を持つ証明でもあります。